こんにちわ。keiです。
2021年8月22日の【情熱大陸】で加藤巍山(ぎざん)氏の特集が組まれましたので、プロフィールや経歴、作品などを調べてみました。
神社やお寺に行けば、必ずと言っていいほど置いてある仏像ですが、その仏像がどのような気持ちで作られ、祀られているのか垣間見れたらいいなと思います。
目次
加藤巍山のプロフィール
名前 | 加藤巍山 |
---|---|
生まれ年 | 1968年 |
出身 | 東京都 |
現在の住まい | 埼玉県白岡市 |
好きなもの | 鰻(うなぎ)とそば |
家族 | 妻 |
SNS | インスタグラム |
職業 | 仏師 彫刻家 |
加藤巍山の経歴や原点
経歴
仏師になったきっかけ
25歳頃に体調を崩す。そんな中で、鎌倉などに旅に出かける。
旅を通して、昔の文化に触れその奥深さを知り、たまたま訪れた寺で仏像に出会いその存在感に引かれ仏師になることを決意する。13年の弟子修行を出て38歳で独立。
個展・活動経歴
<個展>
2008年 タカシマ屋、三越にて展覧会 2016年 「白隠展」(東北歴史博物館) 2017年 「驚異の超絶技巧!展」 2019年 「示現/加藤 巍山」個展 2020年 クリスティーズ NY <活動>
2011年 〈縁〉仏像奉納プロジェクト 2019年 台風19号チャリティー展 2020年 〈瑞光〉-新しい時代の兆し-チャリティプロジェクト
仏師と彫刻家の違い
加藤巍山氏には、仏師と彫刻家2つの顔を持っています。
加藤氏は、この2つの違いを次のように表現しています。
同じ物を掘るという点において、
仏師は、彫刻をすることに「無」でなければならない。
彫刻家は、彫刻をすることを「突き詰めていく」ことである。
ただ、違う道であっても、2つは突き詰めていくと同じ頂につながっていると思っている。
原点
加藤氏の彫刻の原点は、日本橋麒麟像だとおっしゃっていいます。
夢
加藤氏の夢を過去のTVで確認することが出来ました。
それによると、
見上げるような仁王像を作りたい。
千年、二千年先に残せるような仕事をしたい。
とのことです。
加藤巍山の作品
加藤氏の作品は、筋肉の表現や表情の繊細さに評価を受けています。
個人的に好きな作品3選
名前の通り、見ただけで涙が出てくるような感覚に陥ってしまう作品です。
そこにいてくれるだけで救われる何かを感じました。
静かに語りかけてくる威圧感が凄い作品です。悪いことしてるわけではないのに、自分の心の奥まで覗かれているような感覚に陥ります。
筋肉の表現が凄いです。ここまで筋肉の隆起を表現されるとボディービルダーの人も真っ青ですよね。
加藤氏の作品は、個人的には、静かなで柔らかい作品が多いように感じます。
加藤氏の人柄がとても伝わってきます。
加藤巍山の作品に対する思い
加藤氏は、仏像を彫るということを次のように述べています。
仏像は、自分の体を通して現れてくるもの。
だから、自分を切磋琢磨して、自分自身が透明になるまで磨いていく。
仏師を「無」と表現したのは、自分を研ぎ澄ますことで、魂を込めるという意味があるのかもしれませんね。
オークションで3000万以上!クラウドファンディングも?
2020年ニューヨーク・クリスティーズのオークションで彫刻作品が3285万円で落札されました。
作品は、示現 ・Ⅰです。2021年には、慈を発表しています。
落札金額の凄さよりも、日本文化の作品が海外でも認められたことが、とても凄いなと感じました。
クラウドファンディングも実施!
五百羅漢寺に失われた麒麟像を作るというプロジェクトも実施されています。
(すでに、プロジェクト支援は、締め切っています)
コロナの影響で作業が遅れ、感性は2021年秋ごろの予定だそうです。
完成したら見に行ってみたいですね。

まとめ
いかがだったでしょうか?
何かを続ける、何かを伝えるという表現者として生きることは凄く大変だと思います。
そんな彼らからもらえる力もまた凄いものだとも思います。
千年・2千年先まで残る仕事ってかっこいいですよね。
自分も誰かに残せるような仕事をしてみたいと思いました。
どうもご愛読ありがとうございました。